どうして『学び合い』をするのだろう?
学級通信103号より↓↓
?なぜ一斉指導ではなくて『学び合い』をするんですか?目的を教えてください。
今日も教育相談で、すごく大切な質問をいただきました。ありがたいです。
この質問によって、『学び合い』によってクラス全員がどんな人に成長してほしいか、
私自身の、語りが足りなかったことに気づかされました。
うまく伝わるか不安ですが、書いてみます。
世の大人たち(私もふくめて)は、だれもが子ども達の成長を願っていますよね。
では、子ども達にどんな大人になってほしいと願っているのでしょうか?
人それぞれの意見はあると思いますが、私はこう思います。
・大人になって困ったときに、1人で悩み苦しまず、
人に『教えて』と言える人になってほしい
・『自分だけがよければいい』という考えではなく、
『みんなが幸せになるにはどうすればいいのか』ということを願える、
心の大きな人になってほしい」
・相手の立場に寄りそって、話ができる人になってほしい
・いろいろな人と関わる中で、自分の良さも、足りない所も、
見つめられる人になってほしい
・先々を見て、行動できる人になってほしい
あげればきりがないです。
この思いは、クラスの子ども達に対してでも、わが子に対してでも同じです。
『学び合い』での教師の役割は、「勉強を教える」ことではありません。
「どう勉強するのか」勉強のしかたを教えます。
・わからない時はどうすればいいんだい?
・1人がわかるだけでいいの?そんなちっぱけな目標でいいのかい?
・その話し方で本当に相手は納得してくれるかい?
その説明で本当に相手に伝わるかな?
・どんな自分になりたい?自分に足りない所はなにかな?
・予習もせずに学校にきて、結果が出せるの?
子ども自身が答えを探し、動き出せるように日々語っています。
(語り足りない部分も多々ありますが)
人はぶつかりながら、失敗しながら成長していくものです。
いろいろな人と、様々な場面で関わることで、子どもを成長させたい。
それが私の願いであり、『学び合い』をする理由です。