家で勉強しない!という保護者のお悩み

ただいま「教育相談」の真っ最中であります。

保護者の皆様と話をするのと、いろいろな子どもの様子が見えて楽しいものですね。

私が学校で子ども達に伝えていることを直接話すチャンスでもあります。

先日の教育相談で出た話題。
「子どもが家で、長い時間勉強しているように見えない」
「親はどこまで教えてあげていいのですか?」

う〜ん、すごく大切なことですよね。


一通り、自分の考えを考えを話しましたが、すごく大切な話題だと思ったので、
学級通信で保護者の皆様に、自分の意見を載せることにしました。



以下通信です↓
学級通信100号より↓↓



?家での勉強時間が足りない気がします。
 1時間もやらずに終わってしまうことが多いのですが・・。


家庭学習では、常に「予習」をすることを心がけるよう話をしています。
教室に「教育課程」が貼ってあるので、
子ども達は次に何の単元を学習するのかが
ある程度は把握できるようになっています。


時間割も2日先の日程まで、クラスの黒板に書いておくようにしているので、
見通しをもった学習はできるはずです。


予習とは、やってもやってもきりがないもの。
教科書に書いてあることを(しっかりと!)読み取るだけでも
相当の時間を要するはずです。


1時間程度で終わってしまうということは、
「目先の学習しかできていない」、
もしくは「わかった気になっている」ということだと思います。


予習をしようと思うけれど、教科書を読んでも、さっぱりわからない
という人もいると思います。
そういう人は、家庭学習で1人悩み続ける必要はありません。


いつも言っているのは
「どこがわからないのかがわかるようにしてきなさい」という言葉。

学校にきて、
「ここまではわかったけれど、ここからがわからないんだ」と説明ができるようする。
それができれば、
学校に来た瞬間に説明できる友達からすぐに情報を引き出せます。


「furu-t〜!!予習やったの?」「もう終わったも〜ん!」
なんてよくありがちな会話ですね。

もしも、きちんと予習をしたかが不安な時は子ども達に説明をさせるといいですよ。



「じゃあさ〜このページ、お父さんにわかるように説明してみて!」

「へえ〜、終わったんだ〜!じゃあこの問題の解き方、
お母さんにわかるように説明してちょうだい。」


わたしもよくこの方法をつかって理解度を確かめます。


ただ「問題が解けた」ではなんの意味もありません。
大切なのはわかったことを誰かに伝えることができるかということです。
ばっちり説明ができれば、「すごいね!」とた〜くさんほめてあげてください。


「う〜ん!」とつまってしまった時は、
「何がわからないのかを説明してごらん」と言葉をかけてください。
そこからまた学びがスタートです。