ちょっと考えてみた
o4daさんにコメントをいただいて、考えるきっかけをいただいた。
「風土をつくったのは子ども達なんだよな。
いつの間にかうまくトラブルを解決できるようになっていた。
でもいつから子ども達がトラブルを解決できるようになったのかな?」
そう考えて、やっぱりすぐに思いついたのが「かいけつボード」の存在。
『学び合い』ネットワークの方々で、実践されている方も多いが、
これはすご〜く有効でした。
・・ということで、9月に書いた学級通信をアップしま〜す!
↓以下、学級通信77号より↓
「先生!A君とBちゃんがケンカしちゃいました!」
昼休みが終わり、
「掃除やるぞぉ〜!」と意気込んで教室に入ってきた私の耳にこんな声が。
みると、なにやら険悪な雰囲気のお2人。
周りにいた人の話を聞いてみると、ささいなことが原因でケンカになったもよう。
(furu-t心の声)
う〜む。どうしたものか。
先生が間に入ってトラブルを解決するのはすごくたやすいこと。
でもそれってちょっと違うような気がするなぁ。
先生がいないと問題が解決できないクラスなんて最高のクラスなんかじゃない。
トラブルを先生にまかせるんじゃなくて、トラブルを自分達の問題ととらえて、
みんなでのりこえていこうとするクラスこそ最高のクラスだよなぁ。
よし!私はサポート役になり、今回は子ども達に任せてみよう!
そんな思いから、ケンカした時の状況を知っていた2人に「おたすけマン」を頼んだ。
(「おたすけマン」とはトラブルが起こったときに2人の間に入って話をききアドバイスをする人です)
さっそく(夏休み中せっせとつくった)「かいけつボード」を準備して、
話し合いスタート。
「かいけつボード」には「おたすけマン」がどのように話を聞くのかの
手順が書いてあるのだ。
私は、他のメンバーと掃除をしながらそっとみていた
「おたすけマン」の2人、一生懸命話し合いを進めている。
「A君は次からこうするといいんじゃない?」
「Bちゃんはここが悪かったからこうしたら?」
話し合いが終わった。
そっと「おたすけマン」に聞いてみた。
私:「どうだった?」(小声)
すると、
「ばっちりです!だいじょうぶですよ!」となんとも頼もしい答えが!
ケンカをした2人。
けっこうスッキリした顔で掃除に参加。
掃除が終わって、ケンカした2人に聞いてみた。
「2人の仲はもう大丈夫なの?」
すると、
「もう大丈夫です!なぁっ?」とうなずき合うA君とBさん。
それを見て、おたすけマンの2人はガッツポーズ!!
すご〜く、うれしい瞬間でした。
やっぱりみんなは自分達で解決できる力をもっている!
信じて良かった!
「先生!ケンカしてます!」
という報告から
「先生!ケンカしたけど、僕たちで解決しておきましたよ!」
なんて頼もしい報告が増えるクラスになってほしいものです。