1人で怒って、ばかみたいね

学級通信99号より↓↓


算数の授業中のこと。いつものように『学び合い』スタート!

「ちょっと声がうるさいよ。そんな声でいい説明ができるわけないでしょ?」
そんなことを数回注意しながら、時間は進んでいった。


授業が半分過ぎたぐらいで所用を思い出したわたし。
「ちょっと、学び合う声が、キンキン声だな。もう少ししっとりした声で勉強できるといいんだが・・・。」
なんて思いながら教室を出た。


数分後・・・。
用事を済ましてそろそろ教室に戻ろうとした時、1人の男の子が飛び込んできた!


「先生!○○くんと△△ちゃんが、ケンカしてるんです!2人で言い合いになっちゃって!!」
「なぬっ!!」


ほらほらやっぱり・・・。そんな風になりそうな予感はしたんだよなぁ・・・。
キンキン声が響いている時は、絶対どこかにひずみがくるんだよ。はあ↓↓


「まったく!もう1回、学ぶ時の声の質について熱く語らなきゃだめだな!」(プンプン!!)
駆け込んできた男の子と教室に急いで戻るわたし。


「ガラッッッ!!!」

鼻息荒く教室に飛び込んだわたし。
しかし、そんな私の耳に飛び込んできたのは!?
パチパチパチ〜♪♪


「んっ?」


なんともなごやかな拍手。ケンカしていたはずの2人はニコニコ笑顔。
「じゃ、やろっか!」なんて言いながら算数が再開する所だった。
私の怒りに対して、なんとも平和な雰囲気。


「ねえ…。これどういうこと…?」
呼びに来た男の子に聞く。
「う〜ん。解決したってこと?かな?」
きまずそうに答える男の子。


「はやっ!!!」


わたしの怒りはいったい・・・。
一気に崩れ落ちたfuru-tでした・・・。
(しかし、ほとんどの人は崩れ落ちる私に全然気づかず黙々と勉強を進めていましたとさ。チ〜ン。)



「自分達の問題は自分達で解決できるようになるんだ!」
なんていつも語っておきながら、子どもを信じきれていなかったわたし。


深く反省です・・・。まだまだ甘いですなぁ。