自分の甘さが見えた時がスタートライン

学級通信133号より↓↓


職員室のtontan先生の机の上に3年生のレポートが載っていた。
見てみるとなかなかの内容である。
これはクラスのみんなに見せなければ!
そう思ってよく書けている数枚のレポートを借りた。


クラスに戻って聞いた。
「君達は3年生よりも2年も長く小学校で勉強しているんだよね?」
「じゃあみんな。3年生の中でトップレベルの人に、君達5年生は負けてもいいと思う?」


子ども達は首を振る。


「そうだよね。じゃあ、これを見てみて。これは3年生の書いたレポートの中でうまく書けているなぁと感じたものを借りてきたもの。いわば3年生の中でトップレベルってこと。」
「ここに置くから、見てみてごらん。ただし、見る所は字のきれいさとか、みやすさじゃないよ。」
「どこまで、自分の考えが深く書けているかだよ。」


子ども達は動き出す。あちこちでため息がもれる。
一通り見終わった後、子ども達に聞いた。


「みんな。さっき君達に社会のレポートを返したよね。」
「改めて自分のレポートを見直して。自分で評価してごらん?」
「ABCでいうと何?」


聞いてみると、みんな自分のレポートは「C」だという。


「じゃあ、自分の立ち位置がわかったよね?それが大事。」
「自分の甘さがわかることが大事。そこでやっとスターラインに立てる。」
「みんなはホワイトボードミーティングをとっても上手にできるようになった。」
「でも、目標はホワイトボードミーティングが上手になることじゃない。」
「ホワイトボードミーティングで目に見えたことを、どう表現するかでしょ?そこが甘い。」
「次のステップは見えたよ。さぁ。まだまだだね。でも大丈夫!!みんなで伸びていこうぜ!」


なんて、話をした後リーディングワークショップに入りました。
なんかいつもとは違うピリッとした話し合いでした。


放課後に子ども達が1日を振り返ったノートにはこんなことが書かれていました。



今日はものすごいことが分かった。私は3年に……負けてるぅ――――!(おそろしい)
「自分のレポートがAだと思う人!」
「し―――ん」
「Bだと思う人?」
「し―――ん」
「Cだと思う人?」
「ザッ!」
一斉に手を挙げた。自分も。レポートなくしてあわててたのもあるし。いやそうでなくても負けていた。
ひぃ―――3年スゴッ これからは負けたくない!いや負けないようにがんばる!



今日はレポートを見て自分の甘さを初めて知りました。もうちょっと小さい字で書いたほうがいいかもしれない。そう思いました。
「もしやCでは…」
3年のレポートに負けるのもいやなのでもうすこし文量を増やせばいいと思いました。
もう少しガンバルゾー!!



今の勉強は0点!先生の
「13時間ぐらい勉強している人に9時間ぐらいの勉強で勝つ!」という「魂」のこもった言葉で考えてみると、
「魂のこもった?だったか?」「本気になって勉強したのか?」
そう考えると0点。
自分の分からない所を分かるようにする。これが目標だ!



私は勉強の時はだいたい……10点ぐらいかな?
この10点を100点にするにはやっぱり家庭学習に力を入れないとなあ。
だって最近そんなにたくさん伸びていないきがするし…。
でも土日がんばって5年のまとめを完璧にしていこう!



自分の勉強は何点?100点中30点。
理由は学校でフルパワーで勉強しないで家で勉強をしていないから。
学校では100%中80%しか使っていないから。
金土日の勉強について
金土日の3日は宿題以外にも10枚以上(プリントを)やって、分数のやつと漢字をやりたい。
あと、授業でみんな算数を自分に聞いてくるので、みんながたよれるよう、算数を完璧にしたい。
漢字も理科も社会も算数のように頼れるひとになりたい。
目標クラス全員80点以上!



文に魂がこもってます。みんながんばろう!!