「小学生」だから?「中学生」だから?

学級通信123号より↓↓


国語で今取り組んでいる単元は「物語をつくろう」
しっかりと構成を自分で考え、
表現技法や文体、書き出しにこだわりながら書き進めていく。



今日で物語づくり4時間目。しかし、子ども達の筆は止まらない。
昨日の授業で子ども達はこんなことを話していた。



「先生!家でここまで書いてきたんです!ちょっと読んで下さい!」
「こんなに書いちゃった!先生。何枚書いてもいいんですよね?」
「何にも考えなくてもアイディアが浮かんでくる〜!」
「戦国時代が好きだから、それについて書きたいんです!情報を集めてきます!」
「えっ!?もう時間が終わり!?もっと書きたいなぁ。」



表情がいきいきしている。
休み時間に私の近くを通りかかった人に聞いてみました。



「ねぇ。書くことって楽しい??」



驚くことに聞いた人全員が「楽しいです!!」と笑顔で力強く答えた。
あぁ…。楽しんで学ぶってこういうことなんだな。



中学校に勤めていた時、「書く」という活動を子ども達はあまり好きではなかった。



「何を書いたらいいかわからない。」「めんどくさい。」「え〜!書くの?」



なんて言葉をよく耳にした。
初めは「中学生だからかな」なんて考えていた。
でも「小学生だから」とか「中学生だから」とか、
そういう単純なことではないことい気づいた。
何か根底が違うのだ。



子ども達の表情を見ていてわかった。やはり底にあるのは「楽しさ」だ。
しかし「ふざける」と「楽しい」はまったく別のこと。
これには気をつけなければならない。
楽しみながら学び続けられる環境を今後も子ども達と一緒につくっていきたい。
子ども達のいきいきとした顔を見て、そう思った。