人が弱みをさらけだせる時

「わたし、ここの部分をもっと伸ばしたいんだよね。」
「今自分はここの部分を勉強中なんだよね。」


このように、人が自分の弱みや課題をさらけ出していける時はどんな時なのか。


それは、「自分が理不尽に否定されない時」だろう。
自分が理不尽に否定されるような状況下だと、人は固まっていく。
弱みを隠し、虚勢をはる。
自分の非を決して認めようとはしない。


逆に自分をあたたかく包み込んでくれる状況にいると心がゆるむ。
そして、自分の伸ばしたい部分に素直に目が向けられる。
人に心からアドバイスを求めることができる。


こんなことを考えるようになってから、立ち止まって考えられるようになってきた。


「あの子はいつも自分の非を認めようとしないな。」
なんて考える前に自分に問う。


「あの子が自分を見つめられる環境をどうやったらつくれるかな。」と。


自分とその子との関係。
友達とその子との関係。
クラスとその子との関係。


様々な関係をつくっていくのが教師なのだろう。


「あの先生の前だと、なんか本音でものが言えるんだ」


そんな風に思ってもらえる先生はすてきだと思う。


優しく、強く。
そんな自分であろう。